中国軍機、11日連続「中間越え」 ただ、挑発に台湾世論の8割は…

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台北=石田耕一郎
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 中国の軍用機が、ペロシ米下院議長の台湾訪問を受けた軍事演習を完了した後も、台湾海峡の中間線を越える飛行を続けている。21日ですでに11日連続となっており、台湾側への進入を常態化させる狙いがあるとみられる。

 台湾国防部(国防省)の発表では、かつては中台双方が避けてきた台湾海峡の中間線を越える飛行をした中国軍機は、11~21日の間に延べ120機に上った。2~3日のペロシ氏の訪台後に演習を始めた中国軍は、10日に演習の終了を表明してからも周辺の空海域で軍事活動を続けている。

 台湾の国防部は「中台の『暗黙の了解』だった中間線を有名無実化する狙いだ」と批判。17~18日には東部・花蓮基地で進入機に対するスクランブル緊急発進)の訓練や、台湾が独自開発した地対空ミサイルを内外メディアに公開し、対応状況を説明した。

中国の演習に対する台湾世論、8割は…

 男性パイロット(28)は「…

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