100年前の虐殺「福田村事件」 森達也監督の初の劇映画、撮影開始

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編集委員・石飛徳樹
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 オウム真理教をテーマにした「A」などのドキュメンタリー映画で知られる森達也監督(66)が今、初めての劇映画となる「福田村事件(仮題)」のメガホンを取っている。関東大震災後の流言飛語が原因で行商団9人が殺された実際の事件を描く。井浦新さん、田中麗奈さんらが出演。震災から100年となる来年の公開が予定されている。

残虐行為「冷酷だからするわけではない」

 関東大震災5日後の1923年9月6日、千葉県福田村(現野田市)で、香川県から来た薬売り行商団の9人が地元自警団によって虐殺された。この凄惨(せいさん)な事件に至る過程を、主に加害者たちの日常を丁寧に描写しながらたどっていく。

 森監督は「A」「A2」でオウム真理教の信者らにカメラを向け、加害者側からサリン事件を見つめた。森監督は言う。「衝撃だったのは、彼らが皆、善良で穏やかな人だったこと。人間は冷酷だから残虐なことをするわけではないということを伝えたい」

 もう一つ、日本の負の歴史を…

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