「うまい棒」製造メーカーで長時間労働の疑い 時間外120時間超も

久保田一道
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 スナック菓子「うまい棒」を製造する茨城県常総市の菓子メーカー「リスカ」で違法な長時間労働があったとして、常総労働基準監督署は22日、法人としての同社と、武藤秀二社長を労働基準法違反の疑いで書類送検し、発表した。

 発表によると、同社は2021年1~11月、同市内にある石下工場の従業員9人に対し、時間外労働に関する労使協定(36協定)で定められた上限を超えて働かせた疑いがある。1カ月あたりの時間外労働が100時間を上回ったり、複数月の平均で80時間を超過したりし、最長で月に約120時間に及ぶ例があったという。

 リスカのホームページによると、同社は1971年創業。うまい棒などの菓子を製造している。

 同社総務部の担当者は「従業員が集まらないことなどが背景になって、数年前から長時間の時間外労働が指摘されていた。書類送検されたことについては、反省すべき点が多い。会社を挙げて再発防止に取り組む」と話した。(久保田一道)

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    明石順平
    (弁護士・ブラック企業被害対策弁護団)
    2022年8月24日21時44分 投稿
    【視点】

     労働基準法の原則では、1日8時間、1週40時間以上労働させてはならないことになっている(労働基準法32条)。また、休日は週に1日又は4週で4日以上である(同法35条)。休日の決まりはこうなっているものの、1週40時間という縛りがあるので、

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    常見陽平
    (千葉商科大学准教授・働き方評論家)
    2022年8月22日14時52分 投稿
    【視点】

    ■長時間労働、搾取によりつくる「うまい棒」は「まずい棒きれ」に改名せよ!  喝だ。大衆的反逆の狼煙をあげ、断固として弾劾の炎を爆発させなくてはならない。労働者の搾取のもと作られる菓子について「うまい棒」を名乗る資格はない。労働環境が改善さ