プーチン氏がこだわるウクライナ南部 ハイマースが戦況を変えたが…

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喜田尚
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 ウクライナが侵攻されて24日で半年になる。ここにきて、ロシアが8年前に併合したクリミア半島で爆発事件が続き、ロシア軍が占拠した南部ではウクライナの攻勢も目立ち始めた。

 2月24日に侵攻を始めたロシア軍は、3月末に首都キーウ(キエフ)攻略を断念して東部に力を集中し、7月にはルハンスク州制圧を宣言した。長距離の砲撃システムなどの戦力で劣るウクライナはロシア軍を消耗させて進撃を遅らせる成果は上げたが、一時は1日の戦死者が100人を超えた。

 その状況を変えたのは、6月に米国が高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」の提供に踏み切ったのを皮切りに加速した、ウクライナに対する欧米各国の軍事支援だ。

 ウクライナは最新兵器を侵攻…

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