近所のお兄ちゃん? ATSUSHIさんがひっそり続けた児童交流

編集委員・中島隆
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 人気グループ「EXILE」のATSUSHIさんが23日、東大阪市役所を訪れた。市内の児童養護施設の子どもたちと交流を続けてきたことで、市から感謝状を受け取るためだ。

 ATSUSHIさんは2015年に法務省から「矯正支援官」を委嘱され、刑務所や少年院を慰問してきた。その活動の一つとして、親と住めない子どもたちが暮らす児童養護施設の訪問も始めたという。

 東大阪市の施設「若江学院」には2018年ごろから、クリスマスなどのイベントがあるときに訪ねてきた。「近所のお兄ちゃんが来たという感じで、子どもたちと交流しています」

 帰る時間が近づくと、寂しそうな顔をしたり、手を握って離さなかったりする子もいるという。「(私も)ATSUSHIくんちに帰る、と言われます。また来なくてはと思います」

 野田義和市長から感謝状を受け取ったATSUSHIさんは「ひっそりとしてきたのでお断りしようとも思いました。でも、子どもたちのことを知ってくれたらと思い、お受けいたしました」。「親と住めない子どもたちのことを、みなさんが知るきっかけになれば」と話していた。(編集委員・中島隆)