ツイッターの安全性「重大欠陥を隠蔽」元幹部告発 買収訴訟に影響も

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サンフランシスコ=五十嵐大介
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 米ツイッターのセキュリティー部門の元トップが、ツイッターのサービスの安全性に「重大な欠陥」があるにもかかわらず、同社がそのことを隠していると、米当局に告発していたことが23日、明らかになった。複数の米メディアが報じた。告発は、米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)による、ツイッターの買収劇にも影響する可能性がある。

 ワシントン・ポスト紙によると、告発したのはツイッターのセキュリティー部門のトップだったピーター・ザトコ氏。「マッジ」の名前で知られた著名ハッカーで、2020年にオバマ元大統領やマスク氏のアカウントが乗っ取られた後、ツイッターのジャック・ドーシーCEO(当時)に招かれて入社した。

 告発によると、ザトコ氏はツイッターのサーバーの半分が脆弱(ぜいじゃく)なソフトウェアで動いていることなどを同僚に警告した。しかし、幹部らは取締役会に対してそうした事実を伏せていたという。「スパム」と呼ばれる、不正行為を行っているアカウントへの対応についてのパラグ・アグラワルCEOの説明も「うそ」だとしている。

 ザトコ氏はドーシー氏が退任し、アグラワル氏が就任した後の今年1月、解雇された。7月になって、米連邦取引委員会(FTC)や米証券取引委員会(SEC)、米司法省に告発内容を提出したという。

 マスク氏は今年4月、ツイッ…

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    藤井涼
    (CNET Japan編集長)
    2022年8月24日10時50分 投稿
    【視点】

    ザトコ氏はこの「欠陥」について、2.3億人ほどいるTwitterのデイリーユーザーをリスクにさらすものだと説明しています。また告発状の中で「同社の中核的なソフトウェアに対する内部アクセスが、数千人の従業員に幅広く提供されており、適切に追跡さ