泣かず、ひるまず、逃げ出さなかった ゼレンスキー氏、侵攻半年の声
金成隆一=キーウ 藤方聡
ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア軍の侵攻開始から半年を迎えた24日のビデオ演説で、東部ドンバス地方も南部クリミア半島もウクライナの領土であると改めて訴え、「どんな(に困難な)道のりでも取り戻す。我々の土地を解放せよ。これが我々のシンプルで明確な条件だ」とロシアに撤退を求めた。
ゼレンスキー氏は「(侵攻が始まった)2月24日午前4時に新しい国家が出現した。生まれたのではなく生まれ変わったのだ。(その国家は)泣かず、わめかず、ひるまず、逃げ出さなかった」と6カ月間を振り返った。
その上で「戦争の終わりとは何か? 以前の私たちは『平和』と答えたが、今の私たちは『勝利』と言う」と述べ、勝利への意欲を強調した。
この日は、1991年に当時…
【10/25まで】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら