ローソン×高校生、岩手の食材にこだわったパン「どれもおいしい」
岩手県立盛岡農業高校の生徒たちとコンビニ大手のローソンが商品の開発でタッグを組んだ。共同開発したのは、地元の食材にこだわった2種類のパン。若者の発想を生かした商品は、23日から東北エリアのローソン店舗(1千店強)で発売されている。
盛岡農高とローソンは毎年、食品科学科の生徒のアイデアをもとに商品を開発してきた。6年目となる今年、手がけたのは、白色の「もちもちホットケーキ(ブルーベリー&ホイップ)」で、県産ブルーベリーのジュレと県産牛乳入りのホイップクリームを合わせた。もう一つは茶色の「ふわもちサンド(粒あん&ホイップ)」。県産小麦の「もち姫」と「南部地粉」を使い、その特性から弾力ある食感に仕上げた。
販売初日の23日には、生徒らが盛岡駅前の店舗で販売を手伝った。1種類ずつ買った盛岡市の40代男性は、毎年コラボ商品を買っているという。「毎年、どの商品もおいしくて、大好き。生徒の地域貢献にもなるし、いい取り組みですよね」
店頭で販売した八重樫愛莉さん(2年)は「作るのも大変だけど、売るのも大変。どうしたら買ってもらえるか、今後も改良していきたい」と語り、村田瞭蘭(あらん)さん(同)は「手にとって、頑張ってねと声もかけてもらえるのが、すごくうれしかった」と話した。
いずれの商品も1個150円(税込み)で、約4万5千個販売される。(西晃奈)
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