ウクライナ侵攻後の欧米による厳しい制裁下にあるロシアで、エアバッグやABS(アンチロックブレーキシステム)を装備していないと話題になった自動車大手アフトバズの主力車「ラーダ」のモデルが一転、運転席のエアバッグを標準装備することになった。同社が24日発表した。「制裁下での生産再開は、当社と取引先の真の勝利」と喜ぶが、ロシアメディアは厳しい見通しも伝えている。
このモデルはラーダ「グランタ」。23日から、運転席にだけエアバッグが標準装備されて販売されているという。ただし、助手席のエアバッグは上級モデルだけに搭載される。ABSについては触れられていない。
価格は約75万ルーブル(約175万円)からだが、ロシア産業貿易省の融資プログラムを使えば、約60万ルーブルからになるという。
アフトバズは仏ルノー傘下だ…

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