文化庁メディア芸術祭、終了へ 今年度の作品募集せず「役割終えた」

神宮桃子
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 マンガやアニメーション、メディアアートなど優れたメディア芸術を顕彰し展示する文化庁メディア芸術祭が、今年3月に受賞作品を発表した第25回をもって終了することがわかった。同芸術祭のホームページで24日、今年度の作品募集を行わないと発表した。文化庁は「歴史的な役割を終えた」としている。

 メディア芸術祭は、新しい表現技法を開拓した作品を表彰してメディア芸術の振興を図ろうと、1997年度から始まった。これまでの受賞作品には、「エンターテインメントロボットAIBO(アイボ)」やアニメ「もののけ姫」「君の名は。」、マンガ「3月のライオン」「ジョジョリオン」などがある。

 文化庁の担当者は「当時に比べてメディア芸術の振興は進み、国内外から公募して顕彰するという現在の方法は一定の役割を終えたのでは。今後は国際的な発信により力を入れていく局面ではないか」と説明。また、顕彰としては、芸術選奨に「メディア芸術」の分野が既に加わっていることも理由に挙げた。

 最後となる第25回は「アート」「エンターテインメント」「アニメーション」「マンガ」の4部門で大賞などが選ばれた。受賞作品の展覧会が9月16日から東京都日本科学未来館などで開かれる。(神宮桃子)