工場が続々と国内回帰 円安だけではないその理由

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栗林史子 神山純一 鷲田智憲 田中奏子 土居新平 福田直之
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 中国の工場を日本に戻したり、国内生産を増やそうとしたりする企業が相次いでいる。背景にあるのは、新型コロナによる供給網の断絶や、経済安全保障意識の高まりだ。円安が進み、ブランド価値をアピールできる国内製造を選びやすくなったという事情もある。

「コストの低い地域に対する依存から脱却」

 パナソニックホールディングスは、新型コロナの影響による中国・上海市都市封鎖半導体不足で、国内向け家電などの供給が滞った。これにより4~6月期の営業利益が約200億円押し下げられた。

 家電を担当するパナソニックくらしアプライアンス社は中国に集中していた生産を日本やアジアに分散させ始めた。スティック掃除機の生産を滋賀県の工場に移し、洗濯機についても国内生産を強化する。

 同社の松下理一社長は「フレキシブルな生産移管をやっていかないといけない。日本やベトナムも含めて考えていく」と話す。

 マツダも上海封鎖や半導体不…

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