入院する子への「レモネードスタンド」が大繁盛
沖縄タイムス
北谷町社会福祉協議会と町子ども居場所連絡協議会は16日、町役場1階のギャラリーで「レモネードスタンド」を開いた。参加した児童らは社協職員や子ども食堂を運営する大人と共にレモネード作りや販売に取り組んだ。
レモネードスタンドとは米国で広がった社会貢献活動の一つで、小児がんと闘っていた少女が、自分と同じように病気で苦しんでいる子どもたちのために、治療の研究費を病院に寄付したいと自宅の庭にレモネードスタンドを開いたことがきっかけで始まった。
この日のために町内の児童館や子ども食堂を利用する子どもたちが自分たちで作成したポスターを町内の自治会公民館、町の主要各所のフェンスなどに掲載して参加を呼びかけた。
町内企業が天然水、氷、生レモン、プラスチックのコップを提供した。児童らは事前に各課の職員から注文を取り、レモネードを届けた。渡久地政志町長もレモネードとバタフライピーを買い求め「おいしい」と感想を話した。
桑江で子ども食堂「おひさまカフェ」を主宰する仲村卓江子さんは「用意した350個が短時間で売れ50個を追加した。協賛した企業に感謝です」と感謝した。
売り上げは離島や遠方から本島の病院に入院する子どもや家族が利用する「ファミリーハウスがじゅまるの家」に贈られる。(沖縄タイムス)
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