「星の降る里」に40年前に建てられた天文台 設立者が待ち望む再開

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福地慶太郎
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 田畑が広がり、東に太平洋を望む福島県広野町の折木地区。夜は満天の星が広がり、3年連続で「天の川が見えやすい地点」と認められた。ここに、40年近い歴史を持つ観測所がある。

 地区の県道を走ると、高台にドーム形の建物が見えてくる。壁面には「星の降る里 SUZUKI天体観測所」の文字。地元出身の鈴木靖さん(64)が、1985年に建てたものだ。

 「ここは街灯や住宅の光が少ないから、空気が澄んでいれば、よく星が見えるんです」と鈴木さん。ドームの真下に、125ミリ屈折式と160ミリ反射式の2台の望遠鏡が置かれている。

 星に興味を持ったのは小学生…

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