フェイクニュースへの「抗体」強めるには オードリー・タン氏の主張

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台北=石田耕一郎
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オードリー・タン氏インタビュー【後編】

 (前編から続く)中国による「ハイブリッド戦」を受けていると考える台湾で、新設されたデジタル発展部(省、職員約600人)を率いるオードリー・タン氏は、攻撃をどう防ぐつもりなのか。台湾世論を揺さぶるフェイクニュース対策や、官民の連携に向けたアイデアを聞いた。

 ――民主主義陣営との連携の必要性は理解します。それでも、ロシアは警告を無視してウクライナに侵攻しました。連携の効果は限定的だと考え、無力感を抱いている人もいます。

 もちろん、そうした感情を抱く人はいるでしょう。でも、ウクライナを例に挙げれば、ゼレンスキー政権が動く前から、世界の人々は暗号資産を使ってウクライナ国内に支援金を送ったり、SNSで必要な情報をウクライナ内外で共有したりしていました。どんな場合でも、無力感を抱く人はいると思いますが、行動を通じて困難を克服できることも事実です。

 ――日本は連携の対象ですか。

 当然です。日本はアジアで唯…

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