リビア首都で戦闘、23人死亡 併存の「首相」2人、傘下勢力が交戦

チュニス=武石英史郎
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 リビアの首都トリポリの市街地で27日、武装勢力の間で戦闘が起き、保健省によると少なくとも23人が死亡、140人が負傷した。リビアでは東西にそれぞれ拠点を置く政治勢力が対立し、一時は内戦に発展。現在も2人の「首相」が正統性を主張する異常事態が続いている。

 地元メディアのリビア・オブザーバーなどによると、戦闘はそれぞれの「首相」を支持する武装勢力の間で起きた。現地の国連当局によると、重火器による無差別攻撃があり、市民が巻き添えになった。病院や政府機関にも被害が出たという。東部側の武装勢力の一部が西部にある首都に向かって移動を始めたという報道もあった。

 リビアでは、カダフィ独裁政権が2011年に倒れて以降、混乱が続いている。(チュニス=武石英史郎)