ロシアが占拠するウクライナ中南部ザポリージャ原発の周辺で、28日も攻撃が相次いだと、地元の行政関係者らが明らかにした。同原発を巡っては、発電所インフラの損傷などによって放射性物質が飛散する懸念が高まっており、国際原子力機関(IAEA)が調査団の派遣を急いでいる。
ウクライナのウニアン通信は28日、原発が位置するエネルホダル市のオルロフ市長からの情報として、住宅街にこの日、砲撃があったと報じた。
同通信によると、この砲撃でアパートが被害を受け、窓ガラスなどが割れたという。同通信は、アパートの一部やその前に駐車された車が激しく炎上する動画も伝えた。ロシアとウクライナのどちらが砲撃したかは、伝えていない。
また、ドニプロ川をはさんで原発の対岸に位置する中部ドニプロペトロウスク州ニコポリでは同日、ロシア軍の攻撃で女性(67)が死亡、4人がけがをした。同州のレズニチェンコ知事がSNSで明らかにした。同州内では同日、10都市に対して攻撃があったという。
IAEAによると、ザポリー…

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