ロシア国営タス通信によると、ウクライナ南部ヘルソン州の元ウクライナ議会議員で、同州の親ロシア派組織幹部を務めるオレクシー・コバリョフ氏が殺害されたことを、ロシアの連邦捜査委員会が29日、明らかにした。殺害状況などについて捜査中という。
コバリョフ氏は2019年のウクライナ議会選で当選し、ゼレンスキー大統領の与党会派「国民のしもべ」に加わったが、今年2月のロシア侵攻後まもなく地元のヘルソン州がロシア軍に占領されると、ロシアへの協力を表明。ロシアが任命した州の行政組織で農業部門のトップを務めていた。
捜査委員会によると、コバリ…
- 【視点】
いわゆるパルチザン、つまり占領支配に抵抗する非正規戦闘員による暗殺の可能性が高い事案です。同様の抵抗運動は、戦闘開始後早い段階でロシア軍に占領された南部のヘルソン州やザポリージャ州で5月ごろから相次いでおり、ロシアが安定した占領統治を行うこ
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