小学生に「死ぬのは怖くない」 ロシア、新学期から愛国教育を過激化

有料記事ウクライナ情勢

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 ウクライナに侵攻したロシアのプーチン政権が進める「愛国教育」が過激さを増してきた。

 9月の新学期から始まる新しい課外授業では、侵攻を正当化し、「愛国者は祖国のために武器をとる覚悟がある」などと教えるよう教師に求めている。子どもの頃から政権のプロパガンダを刻み込む狙いだ。ただ、教育現場からは反発の声も出ている。

 新しい授業の名称は「大切なことを話そう」。全国の学校で週の初めに行われる。ロシア教育省によると、愛国心や歴史教育、道徳などが主要なテーマだ。愛国心を育むためとして、国旗掲揚と国歌斉唱も行われる。

 教育省は授業に向けて特別のサイトも設けた。週ごとに授業のテーマが決められており、学年ごとに授業のシナリオや動画も含めた教材を教師に提供する。

 特に注目されるのが第2週の「私たちの国―ロシア」だ。ウクライナ侵攻に関する政権の主張を教え込む。

「武器を取る覚悟を」

 たとえば、9歳や10歳ごろ…

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    前田直人
    (朝日新聞コンテンツ戦略ディレクター)
    2022年8月30日23時44分 投稿
    【視点】

    ロシアによるウクライナ侵攻の戦況が長期化するにつれ、世間の関心が薄れていき、いっそう深まる異常な状況に慣れっこになってはいないか、恐ろしくなります。 ロシアのプーチン政権は、選挙という民主的な手続きによって一応、成立しています。それで