HISや地元企業、香港ファンドにハウステンボス売却 総額1千億円
高橋豪 加藤裕則
【動画】香港の投資会社に売却が決まったテーマパーク「ハウステンボス」=堀英治撮影
旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)は30日、傘下のテーマパーク「ハウステンボス」(長崎県佐世保市)を、香港の投資会社PAGに約667億円で売却すると発表した。九州の地元企業も株を手放し、売却総額は計1千億円になる。ハウステンボスはPAG傘下で営業を続ける。
HISはハウステンボスの株式の66・7%にあたる全保有分を売る。残りを持つ九州電力やJR九州など地元企業5社も売る。ハウステンボスが周辺で直営する「変なホテル」などの宿泊施設も営業は続ける。
ハウステンボスはオランダの街並みを再現したテーマパークとして1992年に開業した。バブル崩壊後の景気悪化で業績が低迷し、2003年に経営破綻(はたん)した。
野村ホールディングス傘下の…