サハリン2、東京ガスと九州電力が契約 ロシア側の新会社と
宮川純一
ロシア極東の液化天然ガス(LNG)開発事業「サハリン2」について、東京ガスと九州電力は30日までに、ロシア側が立ち上げた運営会社と新たに契約を結んだ。東京ガスによると、調達量や価格などの条件はこれまでと同じという。九電の契約は29日付で、条件は明らかにしていない。
これまでに、東京電力と中部電力が出資する火力発電会社JERAが従来と同じ調達量や価格などの条件で契約している。
サハリン2は、ロシア国営のガスプロムや英石油大手シェル、三井物産、三菱商事が出資する企業が運営していたが、プーチン大統領の大統領令に基づき、新会社に譲渡された。LNGを調達している日本の電力・ガス会社には、契約を結び直す意向を確認する通知が届いている。(宮川純一)
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