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「第7波」のなか始業式、対策強化?学びを優先? 問われる学校現場

有料記事新型コロナウイルス

武田啓亮 塩入彩 高浜行人
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 各地の小中学校で1日、2学期の始業式があった。夏休み中に新型コロナの感染者数が大きく増え、学校はまたも感染防止対策の強化を迫られている。一方、子どもへの影響を心配し、教育活動の制限を緩める動きも一部にある。

 「夏休みは元気に過ごせましたか」。東京都杉並区の区立馬橋小学校(児童数554人)では、小沢伸生校長が校長室から各教室の児童にオンラインで呼びかけた。リモート形式の始業式だ。

 2年3組の教室では、席に座った児童が声を出さず聞いていた。その後、宿題の提出のため列になると、友達同士で宿題を見せ合い、笑顔も見られた。

「1週間は慎重に」 話し合って決めたリモート始業式

 馬橋小ではこの日、18人が陽性になったり濃厚接触者になったりして欠席した。夏休み中にも感染の知らせが相次いでおり、「夏休み明け1週間は特に慎重に」と教職員間で話し合って、数日前に始業式をオンラインにすることを決めたという。

 今年度、児童たちが集まったのは、4月半ばにグラウンドで開いた全校集会の1度だけ。整列などの動きに慣れていないためか、子どもたちは戸惑っていたという。小沢校長は「コロナ禍が長引き、全校で集まる機会がほとんど無くなっている。みんなで集まって2学期を迎えさせてあげたかったが、これだけ感染が多い状況では難しい。ずっと辛抱させてきており、終わりが見えず、心配だ」と話す。

 馬橋小では11月の修学旅行…

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