36グラムの「お守り」に込めた祈り 性被害経験の後悔が生んだ技術

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近藤咲子
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 かわいいお守り、でも実はハイテクな防犯グッズが誕生した。開発したのは性被害の経験を持つ女性だ。「一人でも多くの人が辛く、悲しい目に遭わないように」という祈りを込めたアイデアが賛同を集め、商品化がかなった。

 コロンと丸みを帯びた六角形の「お守り」の重さは36グラムしかない。防犯グッズ「omamolink(オマモリンク)」は長さ6センチ、幅4センチのプラスチック製。2センチほどの厚みがあり、白色の正面上部には組みひもを模したロゴがプリントされている。

 オマモリンクを発案し、製品化するために立ち上げたベンチャー会社grigry(グリグリー)社長の石川加奈子さん(41)=千葉県習志野市=は「こう見えて、中には最新技術をぎゅっと詰め込んであります」と笑う。

 危険を感じたときに強く数回振ると、ブザー音と振動で周囲に知らせる仕組みだ。スマホ上の専用アプリに位置情報が表示され、共有したい人のスマホにもアプリを入れておけば、自動で居場所を共有できる。近距離無線通信ブルートゥースでスマホとつないで操作する。

 会話や物音を録音する機能もある。充電式で、一度フル充電すると1週間ほどもつという。

楽しく自分を守れる防犯グッズ「omamolink」。開発を思い立ったきっかけを石川さんに聞きました。

 デザインや大きさにもこだわった背景には、自らの被害体験に基づく後悔がある。

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