東大メタバース工学部新設のわけ 工学部長が高校訪問で気づいたこと

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聞き手・編集委員 宮坂麻子
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 東京大学が23日、「メタバース工学部」を開設する。性別や年齢、居住地域に関係なく、インターネット上の仮想空間「メタバース」などで工学系の専門教育を受けられる「新学部」だ。どんな狙いがあるのか、東大工学部長・同大学院工学系研究科長の染谷隆夫さんに聞いた。

 ――「メタバース工学部」のねらいは。

 メタバースが、はやっているから始めるわけではありません。社会では、DX(デジタルトランスフォーメーション)人材が求められています。大学内でも情報系をもっと学びたいという声も高まっていて、情報系の授業を増やしました。東大には様々な教育コンテンツがありますが、定員などいろいろな制約がある。性別や年齢、地域に関係なく、もっと広く教育を提供して人材を育成したい。ならばみんなでメタバースという世界に引っ越して、桁違いの数の人々が学べる新しい教育空間を創り出そうとなったわけです。「ダイバーシティ&インクルージョン」がコンセプトです。

記者サロン「メタバース×教育」で変わる! ~第1回「東大の挑戦」~を10月2日午後2時から配信します。お申し込み・ご視聴は10月30日まで。申し込みはこちら(https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11008996別ウインドウで開きます)。

 ――特に女性に学んで欲しいそうですね。文部科学省も来年度入試から理工系分野の「女子枠」の創設を各大学に促しました。

 理工系を専攻する女性の学生…

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