ゴルバチョフ氏の国葬見送り、プーチン氏欠席へ「会議などで忙しい」

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 旧ソビエト連邦最後の最高指導者で8月末に死去したミハイル・ゴルバチョフ元大統領の告別式が3日、ロシアのモスクワで行われる。国葬とすることは見送られ、プーチン大統領は欠席する。

 ロシアのウクライナ侵攻が続くなか、欧米諸国やロシアの同盟国の要人もほとんど出席しない見通しで、東西冷戦の終結や核軍縮などで世界史に名を刻んだ政治家としては、寂しさを感じさせる葬儀になりそうだ。

 告別式は同日午前10時(日本時間同午後4時)から、モスクワの労働組合会館「円柱ホール」で行われる。ロシア革命の指導者レーニンや旧ソ連の独裁者スターリンら歴代指導者の葬儀と同じ場所だ。市民が訪れることもできるという。

 ゴルバチョフ財団によると…

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2022年9月3日10時12分 投稿
    【視点】

    2007年4月23日に亡くなったエリツィン元大統領のお別れには、私も参列しました。遺体はモスクワの救世主キリスト大聖堂に安置され、24、25の両日、別れを告げる市民が訪れました。私は25日の朝に行ったのですが、大変な行列で、聖堂内に入るまで

    …続きを読む