KADOKAWAから7千万円 元理事、五輪スポンサー選定で便宜か

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 東京五輪パラリンピックをめぐる汚職事件で、大会スポンサーだった出版大手「KADOKAWA」(東京都千代田区)から、大会組織委員会の元理事・高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で逮捕=の知人のコンサルタント会社に対し、計7千万円が振り込まれていたことが、関係者への取材で分かった。

 東京地検特捜部は、スポンサー選定で便宜を図った高橋元理事への賄賂にあたる可能性があるとみて、当時のKADOKAWA役員らから事情を聴くなどして捜査。元理事とスポンサーをめぐる事件は、紳士服大手「AOKIホールディングス」=前会長らが贈賄容疑で逮捕=から、さらに広がる可能性が出てきた。

 KADOKAWAは2019年4月、大会スポンサーの一つ「オフィシャルサポーター」になった。五輪の公式ライセンス商品として、公式プログラムや公式記録集なども刊行した。

 関係者によると、KADOK…

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    遠藤謙
    (エンジニア)
    2022年9月3日19時32分 投稿
    【視点】

    東京オリンピックパラリンピックの汚職に関する各社の一連のニュースを見て、ターゲットは森氏なのではと思わせるような流れを感じる。この背景に、オリンピックパラリンピックの組織委員会(の一部)は汚いお金儲けのためにコロナの感染拡大が世界中で広がっ

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    井本直歩子
    (元競泳五輪代表・途上国教育専門家)
    2022年9月4日13時59分 投稿
    【視点】

    おそらくこれが今まで当たり前のように行われてきたことなのかな、と感じています。このオリパラスポンサー選定の仕組み、またはスポーツの国際大会を開催する際のスポンサー集めの仕組みをもっと透明にすることを早急にやっていかなければならないと思います

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