「国葬」反対の署名、40万4258筆集まる 上野千鶴子氏らが会見

国葬

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 9月27日に行われる安倍晋三元首相の国葬に反対する市民グループなどが5日、記者会見し、国葬の中止を求める署名が40万4258筆集まったことを明らかにした。内閣府に提出するのを前に、市民グループのメンバーは「日に日に国葬反対の声が大きくなっている」と語った。

 署名を提出するのは、上野千鶴子・東京大名誉教授、中島岳志東京工業大教授、ルポライターの鎌田慧さん、評論家の佐高信さんら17人が呼びかけ人となったグループや自由法曹団など4者。いずれもオンライン署名サイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」で7~8月、「安倍元首相の『国葬』中止を求めます」などのタイトルで署名を募っていた。

 事務局の「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」によると、各地で反対運動やデモなどと呼応して署名が急激に増えたという。

 東京・永田町の衆院議員会館で会見した上野氏は「『自分たちの怒りの声の受け皿を作ってくれた』との声が寄せられている」と明らかにし、「(安倍氏が)不慮の死を遂げたからといって失政がチャラになるわけではない。国論を割って対立をあおるような国葬に反対したい」と語った。

 鎌田氏は、一般的な署名運動でも100万筆集めるには半年はかかるとして、「この短期間で40万筆が集まり、国民の中にいかに不満が渦巻いているのかを証明している」と指摘。「強引で拙速に力任せにやることは認められないという民主的な感覚が日本の根っこにあるということが表れた」と話した。