55号放った村上宗隆 王貞治・松井秀喜との違いは 原点は中学時代

有料記事東京ヤクルトスワローズ

藤田絢子
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 球を引きつけて、広角に強い打球が飛ばせる――。 これこそが、東京ヤクルトスワローズ村上宗隆の最大の特長だろう。

 村上も、王貞治(巨人)、松井秀喜(巨人)と同じ左打者だ。だが、打球方向を見るとタイプが少し違うパワーヒッターであることがわかる。

 王が1964年に架けた55本のアーチは、8割以上が右翼方向に集中していた。いわゆる「引っ張り打者」だ。2002年に50号を放った松井も、右中間・右翼方向に33本を固めていた。

 一方、今季の村上は、左翼・左中間方向16本、中堅11本、右中間・右翼方向23本(50号到達時点)。「左にも打てるのが僕の強み」と本人が自負するように、センターから左方向にも打球を飛ばせている。

 なぜ、こんなにも逆の方向に…

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