「園児残してバスを離れた」 送迎担当者267人中21人が経験あり

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平井恵美
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 静岡県認定こども園で5日、送迎バスの車内で3歳の女児が心肺停止の状態で見つかり、亡くなった。園バスを巡っては福岡県で昨夏、車内に取り残された男児(当時5)が熱中症で死亡。国は昨年8月、乗降時の人数確認などの安全対策を求める通知を出した。ただ、幼稚園や保育園バスの送迎担当者への調査からは、園児がいることを忘れて車を離れたケースが他にも起きていることがうかがえる。

 自動車部品などを扱う三洋貿易(東京)は今年5月、幼稚園や保育園バスの送迎担当者にオンラインで実態調査を実施。20~60歳代の運転手や送迎担当の教諭ら267人が回答した。

 過去に園児だけを残して送迎バスを離れたと回答したのは21人(7・9%)。そのうち、15人は直近1年間での経験で、3人は園児が乗っていることを忘れたままバスを離れていたと答えた。

 園児を残して送迎バスを離れた経験がある21人に、車内に園児を残した1回あたりの時間を尋ねると、全体の8割弱は「5分未満」で、「30分~1時間未満」は約1割だった。また、21人のうち5人は、園児に頭痛や吐き気などの体調不良があったとする。

 「園児が車内に置き去りになることは今後発生すると思うか」という質問に、回答した267人のうち約6割が、「今と変わらない」「増加する」を選び、減少には否定的な回答だった。置き去りが起きる理由について運転手に尋ねると、最多は「送迎担当者や職員の意識が低いから」。次いで「人手不足」が多く、「防止するための規制やシステムの不足」や「登園確認などのルールが形骸化」も目立った。

 子どもの車内置き去りは海外…

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