フクシマから11年 ドイツ「脱原発」後ずらし 稼働に賛成65%

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ベルリン=野島淳 長崎潤一郎、ロンドン=和気真也
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 ドイツが年内を期限としていた「脱原発」の時期を、来年4月に遅らせることを決めた。ロシアによるウクライナ侵攻後、電力・ガス供給への不安や価格高騰への不満から、稼働延長を容認する声は強まっている。他の欧州や日本でも原発への傾斜が進んでいる。

 ドイツでは2011年の東日本大震災後、安全性への不安や高レベル放射性廃棄物の処理問題が解決していないといったことから、「脱原発」は強く支持されてきた。発電に占める再生可能エネルギーの割合は約半分に上る。

 だが、市民の間ではいま「原発稼働やむなし」との機運も膨らむ。公共放送ZDFの今年8月半ばの世論調査では、原発の稼働延長への賛成は65%で、反対の32%を大きく上回った。

 背景にあるのはエネルギー価…

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