映画監督の小林政広さん死去 「バッシング」「愛の予感」

 「バッシング」「愛の予感」などの作品で国内外で活躍した映画監督の小林政広(こばやし・まさひろ)さんが8月20日、横行結腸がんで死去した。68歳だった。葬儀は家族で営んだ。

 フォーク歌手として活動後、1980年代にピンク映画の脚本を手掛ける。97年公開の「クロージングタイム」で監督デビュー。2005年にカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選ばれた「バッシング」は、テロリストの人質になった女性が社会から「自己責任」を問われる姿を描いた。

 07年の「愛の予感」ではロカルノ国際映画祭の最高賞を受賞。近年は「春との旅」「海辺のリア」など、仲代達矢さんを主演に迎えた作品を発表していた。