中ロ首脳がウズベキスタンで会談へ 習近平氏の外遊は2年8カ月ぶり
北京=高田正幸
ロシアのプーチン大統領は7日、ロシア極東ウラジオストクを訪問中のモンゴル首相との会談で、近く中央アジアのウズベキスタンでモンゴルの大統領、中国の習近平(シーチンピン)国家主席も含めた3カ国首脳の会談を開くことを明らかにした。タス通信が伝えた。15~16日にウズベキスタンで開かれる上海協力機構(SCO)の首脳会議に向けて準備されており、中ロの首脳会談が開かれる可能性も高まった。
習氏は新型コロナウイルスの流行が本格化した2020年1月以降、国外訪問をしていない。約2年8カ月ぶりとなる外遊でプーチン氏との会談が実現すれば、中ロの強固な結束を国際社会に示すメッセージとなりそうだ。
両首脳の対面会談は、プーチン氏が今年2月の北京冬季五輪に合わせて中国を訪問して以来で、ロシアのウクライナ侵攻後では初めて。ロシアはウクライナ侵攻をめぐり欧米や日本から厳しい制裁を科されており、経済や政治の分野で中国との関係をさらに強化したい考えだ。
中国の側もウクライナ問題を…