性別欄を廃止の動きは「拙速な対応」 内閣府WGが提言した理由

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藤崎麻里
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 自治体などが申請書類やアンケート用紙から性別欄を廃止する動きについて、内閣府が設けた有識者によるワーキンググループ(WG)が「拙速な対応は慎むべきだ」との提言をまとめた。男女別の統計が取りにくくなり、ジェンダー不平等の改善をめざす政策に影響が出る恐れがあるとしている。

 WGは、統計の観点から性別表記のあり方を検討するために設けられ、ジェンダー専門家や性的少数者の支援者らが5月から議論を重ねてきた。

 内閣府によると、公立高校の…

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