英トラス新首相、始動「大志の国へ」 静養中の女王から任命受け

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金成隆一 ロンドン=金成隆一
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 英保守党の党首に選出されたリズ・トラス氏(47)が6日、エリザベス女王の任命を受け、新首相に就いた。就任直後の演説で国内の優先課題を示したほか、ウクライナのゼレンスキー大統領と米国のバイデン大統領とそれぞれ電話協議するなど外交活動も始動させた。(金成隆一)

 女王は通常、ロンドンのバッキンガム宮殿で新首相を任命する。ただ、今回は女王の静養先の英北部スコットランドのバルモラル城だった。女王の歩行が困難になっているため、と英メディアは伝えている。

 トラス氏は就任直後、ロンドンの首相官邸前で演説した。「英国を偉大にしているのは、自由、進取の企業活動、そしてフェアプレーへの基本的な信念だ」と訴え、英国を「高収入の仕事と安全な街並みがあり、誰もがふさわしい機会を得られるような大志の国へと変容させる」と訴えた。

 その上で三つの優先課題を国…

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