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　高級ブランド「カルティエ」が東京・豊洲にある子ども向けの職業体験施設「キッザニア東京」で、期間限定のパビリオン「ジュエリーアトリエ」を出展している。26日まで、3～15歳の子どもたちがジュエリーデザイナーの仕事を体験できる。子どもならではの感性で、美しいものを生み出す楽しさを知ってもらおうという試みだ。

　プログラムは約30分間、各回5人が参加できる。冒頭、スタッフがカルティエの歴史とともに、「トゥッティフルッティ」「トリニティ」など、ブランドを代表するデザインを説明。ダイヤモンドやルビーといった宝石やカットの種類についても学ぶ。その後、デザイン画をもとに、シールで装飾したり、色を塗ったりしてオリジナルのデザインを完成させる。参加した子どもたちは「（キッザニアの）たくさんある仕事の中でも、この仕事が一番楽しかった」などと話した。

　プログラムの参加者のうち小学4年生以上は、11月に開催される「カルティエ　銀座ブティック」での仕事体験に応募できる。選ばれた10人の子どもたちが、実際にジュエリーが並ぶ店舗でスタッフとなり、接客やホスピタリティーを学ぶという。

　カルティエジャパンの宮地純プレジデント＆CEOは「ジュエリーデザイナーとブティックスタッフの仕事体験が、子どもたちにとってカルティエの伝統を感じ、感性を豊かにする経験となれば幸いです」。問い合わせはカルティエカスタマーサービスセンター（0120・301・757）へ。（松沢奈々子）