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　大相撲の錣山（しころやま）親方（元関脇寺尾）が、弟子の小結阿炎を語った。11日初日の秋場所（東京・国技館）は休場するが、勝ち越した7月の名古屋場所（愛知・ドルフィンズアリーナ）での姿を大いに評価した。

阿炎の休場に「どうしようもない」

　私は人前で弟子をほめたことがありません。最初で最後です。阿炎をほめてやりたい。

　名古屋場所で阿炎は8勝7敗でした。実は場所前からひじと左足首に異常がありました。歩くこともできませんでした。痛み止めを飲んで出場しましたが、宿舎には足を引きずって帰ってきました。

　私は場所前も場所中も、何回も「休場しろ」と言いました。でも、あいつは「出ます」と。

　「じゃあ痛い格好をするなよ…