英国の植民地だった香港でも、エリザベス英女王の逝去を悼む声が広がっている。香港では「レディーボス(広東語で「事頭婆」)」と呼ばれ、広く慕われてきた。ただ香港では中国共産党の統治が強まった2020年以降、英国の植民地ではなかったという見解を政府側が広めている。
「女王は『事頭婆』と呼ばれ、香港でもとても人気があった。女性の力を体現し、平和な時代、威厳、気品の象徴でもあった」
40代の語学学校に勤める香港人女性は、女王の死をこう悼んだ。この女性は「(植民地時代も)香港には完全な民主はなかったが、教育システムや社会インフラなどを英国がもたらした」と懐かしんだ。
9日、香港の総領事館前には…
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