伝統の祈り今年も 豊作願い住民ら 龍郷で平瀬マンカイ

奄美通信員・神田和明
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 鹿児島県奄美大島の龍郷町秋名に伝わる伝統祭事「平瀬マンカイ」が8月31日夕に集落の海岸であり、保存会のメンバーが厳かに豊作を願う祭事を執り行った。

 海岸線で向かい合う岩の上に、ノロと呼ばれる女性の司祭役5人と、着物姿の男女7人が立って掛け合いで歌い、手招きのような動作を繰り返して、海のかなたにいる神を招き、祈った。

 例年は同じ日の早朝にある「ショチョガマ」とともに、「アラセツ行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されている。2020年から新型コロナ対策のためショチョガマは中止され、平瀬マンカイだけが地元住民の参加に限定して続けられている。

 保存会の窪田圭喜会長(81)は「地域の伝統芸能を絶やさず伝えていきたい。来年はショチョガマも観客を入れて開催できるよう願っている」と話した。(奄美通信員・神田和明)

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