第33回中朝ロの同時多発軍事行動 ボストークが予感させる日本最悪の事態

有料記事

聞き手・牧野愛博
[PR]

 ロシアの極東地域などで1日から7日まで、大規模軍事演習「ボストーク(東方)2022」が行われました。主催国のロシアを含めて、中国やインドなど計15カ国が参加しました。ロシアの安全保障に詳しい防衛省防衛研究所の兵頭慎治政策研究部長は、将来の東アジアで、ロシア、中国、北朝鮮による「複合事態」を予感させる展開になったと警鐘を鳴らしました。

 ――極東での大規模軍事演習は4年ぶりです。

 ロシアは毎年、国内4カ所の軍管区が持ち回りで大規模演習を行っています。4年前のボストーク演習の場合、参加人員はソ連崩壊後最大の30万人で、参加国はロシア、中国、モンゴルの3カ国でした。

減った参加人員、増えた参加国、その背景にあるものは

 今回は参加人員が大幅に減って5万人になりました。ウクライナ侵攻に伴い、極東ロシア軍も6割程度の兵力がウクライナに投入されているようです。「ロシアにはなお余力がある」「極東の守りは固い」とアピールするため、規模を縮小してでも演習を実施したのでしょう。

 逆に参加国は15カ国に増え…

この記事は有料記事です。残り2829文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません。

連載読み解く 世界の安保危機(全50回)

この連載の一覧を見る