第34回北朝鮮の核実験は近いのか ミサイル発射の公表も再開、機会うかがう

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聞き手・牧野愛博
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 非核化すれば経済支援などをするという韓国・尹錫悦(ユンソンニョル)政権の「大胆な構想」を北朝鮮は拒絶しました。朝鮮半島を巡る安全保障に詳しい韓国・梨花女子大学の朴元坤(パクウォンゴン)教授に、今春から注視されている北朝鮮の7回目の核実験が、秋にも実施される可能性があるのかなどを聞きました。

 ――尹大統領は5月の就任式で「大胆な計画」と言っていたものを、8月15日の演説で「構想」と言い換えました。

 「計画」よりも「構想」の方が、安保や政治、経済などを含め、幅広い方向性を示すことができると考えたようです。

 元々、尹政権の対北朝鮮政策は李明博(イミョンバク)政権(2008~13年)が示した「非核・開放3000」の「焼き直しではないか」という意見が出ていました。

 ――非核・開放3000も、北朝鮮が非核化して開放政策を取れば、韓国が北朝鮮の1人あたりの年間国民所得を3千ドル(約43万円)にするよう支援するという非核化と支援を引き換えにする構想ですね。

 このため、「大胆な構想」は「非核・開放3000」との差別化を意識しています。

 「北朝鮮が非核化すれば経済支援を行う」という考えは同じですが、「非核化の協議に応じた段階で何らかの支援を始める」として、相互主義の徹底を図っています。

北朝鮮は一蹴、その理由は

 ――でも、北朝鮮の金与正(…

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