英国のエリザベス女王が飼っていた2匹のコーギー犬について、女王の次男アンドルー王子と王子の前妻が引き取ることになった。英BBCが11日に報じた。8日に96歳で死去した女王はコーギー犬好きとして知られ、生涯で30匹以上を飼育。残された犬の引き取り先が注目されていた。
BBCによると、2匹はアンドルー王子と、王子の娘から昨年プレゼントされた「ミック」と「サンディー」。女王の夫フィリップ殿下(昨年死去)の入院や新型コロナウイルスによる外出制限などが重なり、女王を元気づけようと贈られたという。
BBCは11日、女王とコーギーに関する長行の特集記事をオンラインで公開した。女王は18歳の誕生日にコーギー犬を贈られて以来、その子どもたちを14代にわたって繁殖し、飼ってきた。ここ数年は「亡くなったときに若いコーギーを残したくない」という理由で、繁殖をやめていたという。
女王は「ミック」と「サンディー」のほか、ドーギー犬(ダックスフントとコーギーの交配種)の「キャンディー」も飼っていた。BBCは、キャンディーの引き取り先はまだ決まっていないとしている。(坂本進)
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- 【視点】
2匹の保護犬の飼い主としては、コーギーたちはどうなるのか、気になっていました。このため、ニュースを見て安心しました。 ちょうど20年前の今ごろ、私は英国で犬について(も)取材しており、その当時のことを思い出しました。当時の朝日新聞の別