英国で今月19日に執り行われるエリザベス女王の国葬で、元首級の参列者をどう移動させるか、難題が持ち上がっている。世界中からVIPが集まるだけに、個別対応が難しくなっているといい、特別機を使わず民間機で入国するよう呼びかけたり、バスで会場に入るよう促したりしているという。
英国での国葬は、1965年のウィンストン・チャーチル元首相以来となる。在位70年を超えたエリザベス女王は、公式訪問だけでも100カ国以上とされ、直接交流のあった要人は世界中に広がる。
政治専門ニュースサイトのポリティコが外国の大使館に送られた公式書簡などに基づいて伝えたところによると、国葬の会場となるウェストミンスター寺院のスペースが限られるため、参列できるのは、各国の代表1人と、その配偶者かパートナーに限られるという。10日深夜に大使館に届いた文書の中で、英当局は「ゲストの家族やスタッフ、随行団が入場できないことを残念に思う」と記しているという。
英国入りの方法については…