恐竜に自画像、田園の中に30体のアイデアかかし、世相反映も

篠原大輔
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 奈良県御杖村土屋原(つちやはら)地区で、恒例の「案山子(かかし)まつり」が始まった。地元の人たちを中心に工夫をこらして制作した30体のかかしを楽しめる。25日午後3時まで。

 約70メートルの歩道にかかしが並ぶ。バックには田園風景が広がる癒やしの空間だ。まだ暑さの残る中、女性のかかしは熱中症対策バッチリ。保育所の子どもたちがつくった恐竜「キュウ」のかかしは、とても優しそうな顔をしている。

 世相を反映した作品も。ロシアのウクライナ侵攻を憂えて、早期終結を願うかかしは、シャツにバラの花を描いた力作だ。

 まつりを企画している御杖公民館土屋原分館の主事を務める中嶋安司さん(73)は、毎年のように家族でかかしを作ってきた。今年はついに中嶋さん自身をモデルに、妻と作った。「似てますか? 『いらっしゃい。ゆっくり見ていってくださいね』っていう感じやね」。中嶋さんが大笑いで言った。(篠原大輔)