山梨県議会の桜本議長が辞意表明 「知事選に向け混乱を懸念」

自民

羽場正浩
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 山梨県議会の桜本広樹議長が13日、議長職の辞意を表明した。県議会9月定例会が開会する21日付で辞任する見込み。理由について桜本議長は記者会見し、「年明けの知事選に向けて、私が議長職にとどまることで議会の無用な混乱と知事選対応への影響を懸念するため」などと説明した。

 桜本議長は南アルプス市選挙区の選出。「来春の南アルプス市長選を想定している」として、立候補を前提に地元での政治活動に取り組む考えを示した。

 桜本議長は県有地問題で長崎幸太郎知事の対応に批判的な「自民党誠心会」の所属。自民党系会派はもともと一つだったが、昨年以降、この問題をきっかけに四つに分裂。このうちの2会派と立憲民主党系の1会派が昨年7月、桜本議長の不信任動議を提出し、可決された経緯がある。

 県有地問題について桜本議長は「議会で議論や調査をしてきた。段階的には司法にお任せしている」とし、議長辞任後も誠心会にとどまる意向を示した。

 また「就任から1年9カ月間、議長と知事という立場で一緒にやってきた。卓越した行政手腕を感じているので、議会内の状況を沈静化しながらいい形で(長崎知事の)立候補表明ができればと思う。2期目においても支援、支持していきたい」と述べた。(羽場正浩)