シリアで銃弾に倒れた山本さんの死から10年 平和への願いは後輩に

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池田拓哉
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 「中学ではソフトテニスに熱中して、頭のてっぺんから足先まで、真っ黒に日焼けしていたね」

 山本美香さん(享年45)の故郷・山梨県都留市に暮らす父・孝治さん(87)は、中学時代の夏休み、元気にボールを追いかけていた娘の姿を懐かしむ。

 10年前、シリア内戦を取材中に銃弾されて命を奪われた女性ジャーナリストがいました。山本美香さん(享年45)。世界平和への道は険しくとも、報道の力を信じ、ビデオカメラを回し続けました。今もロシア軍のウクライナ侵攻など世界で戦火は絶えませんが、その志は母校に、故郷に、そしてかつての同窓生へと継がれています。

 山本さんが通った市立都留第二中学校で、この夏、ある「宣言」がまとめられた。

 《笑顔がある何気(なにげ)ない日常を大切にし、幸せと感じる》

 《何かにおびえることなく、安心・安全に暮らせる》

 《差別がなく、全員が生き物と共存》

 1学期の終業式で発表されたのは、目指す社会像を掲げた「平和宣言」。生徒たちが盛り込みたい言葉を考え、生徒会がまとめた。

先輩から受けた刺激、平和宣言をまとめた中学生

 きっかけは、2月に始まった…

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