園児は指定席、最後部にぬいぐるみ…送迎確認、あえてアナログの理由

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南島信也
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 静岡県牧之原市の幼稚園で起きた痛ましい事件によって、通園バスなど保育施設での安全管理のあり方が改めて問われている。ICT(情報通信技術)の導入が全国で急速に進んでいるなか、あえて導入を見送り、紙の台帳やチェック表での確認を続ける幼稚園が三島市内にある。なぜ、アナログな手法にこだわるのか、その理由を探った。

 三島市芙蓉台にある認定こども園「ピーターパン幼稚園」(内藤美智代園長)には、160人の園児が通っている。通園バスは、園児送迎用に改造されたミニバンで、牧之原の事件のバスと同タイプのものだ。バスを利用する園児は最大で19人。朝の迎え2便、午後の送り2便を毎日運行している。

 「最も危険な時間帯」。この幼稚園では、午前8時55分~9時35分をそう位置づけている。登園が集中しないように、年少、年中、年長で10分刻みで登園時間をずらして設定している。それでも、その時間帯は子どもを連れてくる保護者たちでごった返し、そのなかを通園バスも到着する。職員の緊張度が一気に高まる瞬間という。

 このピーターパン幼稚園のシ…

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