ロシアから奪還の町に「集団墓地」 銃撃、砲撃、地雷…400人以上

有料記事ウクライナ情勢

玉川透
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 ウクライナのゼレンスキー大統領は15日夜のビデオ演説で、ロシア軍が今月撤退した北東部ハルキウ州の要衝イジュームで、「集団墓地」が発見されたと明らかにした。ウクライナのメディアによると、遺体は400体を超えるという。ロシア軍が関与した疑いがあるとして、ウクライナの捜査機関が実態解明を進めている。

 地元メディアによると、警察の責任者は、「撃ち殺された人もいれば、砲撃や地雷による負傷で亡くなった人もいる」と語った。ロシア軍の占領以降、地元墓地に440人以上の墓ができたという。多くは身元が確認できていないため、すべての遺体を掘り起こして死因を調べるという。

 ロシア軍が3月半ばに占領したイジュームは、今月10日にウクライナ軍の反転攻勢で奪還。14日に現地を訪れたゼレンスキー氏は、その後のビデオ演説で、現地にウクライナ側や国際的なジャーナリストも入れて、実態解明に向けた必要な手続きをすでに始めていると説明。「(市民が虐殺などで犠牲になった)ブチャやマリウポリに続いて、残念ながらこんどはイジューム。ロシアは至る所に死を残している。その占領下で何か起きたのか、世界に知ってもらいたい」と語った。

 一方、国際原子力機関(IA…

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    遠藤乾
    (東京大学大学院法学政治学研究科教授)
    2022年9月21日0時38分 投稿
    【視点】

     イジュームでのロシアの蛮行につき、朝日新聞の報道は世界水準で速く敏感だった。16日にひきつづき、17日にも詳報があり、そろそろ続報があることと思うが、誰もコメントしていないのでひとこと。  この集団墓地と解放された人の証言で事実(のごく