エムバペとの対決で戻った「強度」 酒井宏樹、Jから3度目のW杯へ

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岩佐友
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 土壇場でチームを救ったのは、世界基準のスライディングタックルだった。

 8月25日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝。全北(韓国)に1―2とリードされた延長後半終了間際、浦和レッズのDF酒井宏樹(32)は中盤で球を持った相手選手に猛然と詰め寄った。

 激しく、クリーンなスライディングで、ボールを刈り取る。すぐさま立ち上がり、右サイドを駆け上がった。パスを受け、ゴールライン際でダイレクトのクロス。劇的な同点ゴールを演出した。

 浦和はPK戦の末、決勝進出。最優秀選手に選ばれた酒井は記者会見で思いをはき出した。

 「昨年の夏にマルセイユからレッズに移籍して、当時は家族も代理人も含めて、誰一人、この移籍に賛成の人はいませんでした。この移籍が成功だったかどうかは僕自身が証明するしかないと思っていました」

 2012年にJ1柏レイソルからドイツ1部ハノーバーへ。16年からフランスの名門マルセイユでプレーした。主力として最高峰の欧州チャンピオンズリーグ(CL)にも出場。日本代表でも右サイドバックの定位置を確保していただけに、昨年6月のJ1浦和への移籍は、懐疑的に受け止められることが多かった。

 「『サッカー選手としての酒…

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