第7回「破格の条件」のんだ安倍首相 インドの新幹線、ひっくり返した日本

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編集委員・吉岡桂子
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 日本が全力でもぎ取った高速鉄道がある。

 インドだ。

 「日印新時代を象徴する旗艦事業」(日本政府)として2015年12月、首脳会談で合意した。インドネシアのジャカルタ―バンドンの高速鉄道を、中国が整備することが決まった約3カ月後だ。

【連載】分かれた軌道 新幹線の日中半世紀

東京五輪にあわせて開業した新幹線。ひかりは日本の戦後復興の象徴でした。その超特急に憧れ、追いかけた中国を今、習近平政権のスローガンを冠する復興号が走ります。高速鉄道をめぐる日中の半世紀を8回の連載でたどります。

 日本はインドを、台頭する中国に向き合う「同志」であり、自らが提唱する「自由で開かれたインド太平洋」構想に欠かせない戦略的なパートナーとして位置づけている。

 落とすわけにはいかなかった。

「嫌ならやめる選択も否定しないが…」 手紙を書いた安倍首相

 商都ムンバイから北上すること、約500キロ。グジャラート州アーメダバードと結ぶ。14年から首相の座に座るモディの地元である。

 東北新幹線「はやぶさ」で知…

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