東京五輪が残したものは スポーツ実施率は大会前後でどうなった?

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加藤秀彬 笠井正基 聞き手・中小路徹
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 東京五輪パラリンピックの開催から1年がたった。「コンパクト」「復興」「多様性と調和」などのキーワードがうたわれ、コロナ禍で1年延期して行われた祭典は何を残したのか。レガシー(遺産)は残るのか。汚職事件が影を落とす中、スポーツ振興に残したものについて、選手や識者に聞いた。

国立競技場で走りたい

 あの大会が残したものは何だったのか。陸上女子100メートル障害に出場した寺田明日香さん(32)は、2013年に23歳で現役を引退してから、結婚、大学進学、出産、ラグビー選手を経て陸上競技に復帰し、東京五輪出場を果たした。小学生の娘の母親として、東京五輪が次世代に残せたものがあると実感している。

 「娘のお友達が私の競技を見…

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    島沢優子
    (ジャーナリスト・チームコンサルタント)
    2022年9月19日16時24分 投稿
    【視点】

     運動習慣を持つ人の割合、スポーツ実施率、歩数とすべての項目で、2013年を境とした変化は確認されなかった」と記事にはあります。  五輪によってスポーツ振興がなされない。これが明らかなのは他国も同じです。2012年ロンドン五輪のレガシーに

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    野村周平
    (朝日新聞スポーツ部記者=スポーツ行政)
    2022年9月18日14時9分 投稿
    【視点】

     東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まってから、スポーツ団体やチーム、部活動の現場におきた意識の変化は決して小さくなかったと感じます。ジェンダー平等、差別の撤廃、指導者の悪質な指導の廃絶、補助金の適切使用などといった部分は、問題が噴

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