藤井聡太竜王らのおやつ決定 「新たな盤上の物語に挑戦してほしい」

菅尾保
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 10月に静岡県富士宮市で行われる将棋のタイトル戦「第35期竜王戦第3局」の際に藤井聡太竜王と挑戦者の広瀬章人八段に提供される「おやつ」のメニューが15日決まった。和菓子3品、洋菓子4品で、以前からあるものや新作などバラエティーに富んだ品々が選ばれた。

 同市などでつくる富士宮対局実行委員会が行った「おやつ選びコンテスト」には、市内菓子店などから和菓子12品、洋菓子26品の応募があり、市役所とインターネット上に写真を掲示して投票を募った。市役所での投票とインターネットの投票を合わせて9439票が集まり、上位7品目を選定。この日、実行委のメンバー8人が実食して味や見栄えを確かめ、おやつ候補として全会一致で決定。実行委顧問の須藤秀忠市長は「どれもおいしく、職人さんの技術力に感心した。これだけのお菓子がそろえられる街であることに誇りを覚える」と話した。

 和菓子「森林限界を越えて」は地域の高校生でつくる「富士宮高校会議所」と地元の和菓子店「華月」とのコラボで生まれた新作。藤井竜王が五冠を達成した際、自身の現在位置を富士山の「森林限界の手前」と表現したことに着想を得て、「新たな盤上の物語に挑戦してほしい」と考えた。

 抹茶のようかんや落花生のペースト、イチゴなどを使って富士山をイメージしたもので、同会議所事務局長の時田定則さん(66)は「味も様々な要素があり、おいしくできました。食べて頂けたら光栄です」と話した。対局は10月28、29日の2日間でおやつを食べる機会は4回あるという。(菅尾保)